ここ数年では異例の状況
2018年の東京都立高校の一般入試で、約2割にあたる35校が2次募集をしても出願者数が募集人員を下回る「定員割れ」となり、3次募集をすることになりました(参照:東京都教育委員会:「平成30年度都立高等学校第一学年生徒第三次募集」)。しかも、既に最終応募状況も発表されましたが、3次募集までしたにも関わらず35校中の殆どの学校が定員割れとなりました。
なぜこのような結果になったのか?
昨年3次募集を実施した学校は1校のみだったことから考えると、私立の授業料無償化の適用範囲を拡大したことが大きな影響を与えたと考えられます。
3次募集は中学校の卒業式さえ終わっている3月27日に行われましたが、普通科も定員を充足することはありませんでした。これは、卒業式を終えて周りは浮かれている状況下での選抜試験に臨んだ受験生の皆さん全員に桜咲いたことを意味しています。
来年以降は
都立高校志願者は私立志願者と比べてまだ多い比率ではありますが、来年以降はこの比率が徐々に変わってくることでしょう。